そもそも、「科学」って何でしょうか?
改めて考えてみて訳が分からなくなったので、考えを整理するために「科学的思考」のレッスンという本を読みました。
「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス (NHK出版新書)
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/11/08
- メディア: 新書
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この本によれば、科学におけるより良い理論や仮説の基準は以下の3つとのことです。
①より多くの新規な予言を出してそれを当てることができる
②アドホック(その場しのぎ)の仮定や正体不明・原因不明の要素をなるべく含まない
③すでに分かっている多くのことがらを、できるだけたくさん、できるだけ同じ仕方で説明してくれる。
以下は僕自身の考えですが、結局、科学とは世界を一貫して繋いでくれる、常に疑われ続け継続的に更新される物語のようなものかと思います。
常に疑われ続ける、故にロバストな体系なのでしょうね。
物語である以上文学やアートの要素も必要であり、美的感覚が大事なのではないでしょうか。真理へは絶対に届かないのですが、人類はより真理に近いストーリーを求めようとします。
科学は「技術」と相性がいいため、よく「科学技術」と一緒にして扱われます。科学にとって技術は検証であり、技術にとって科学は根拠となります。