読書
神経学者デイヴィッド・J. リンデンの著書、「脳はいいかげんにできている」を久々に読みました。 www.amazon.co.jp この本によれば、脳には以下の進化上の制約があるとのことです。 脳をゼロから設計し直すことはできない。必ず既存のものに新たな部分を付…
統合情報理論の提唱者による本。 意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論 作者: ジュリオ・トノーニ,マルチェッロ・マッスィミーニ,花本知子 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2015/05/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (14件) を見る…
個人的には、エンジニアにとっても教養は重要と考えています。 様々な良書を読み思索を重ねることで、物事を多角的に俯瞰することが可能になり、深くて持続性の高いモチベーションがもたらされます。 また、技術のみでは解決できない多くの領域に渡る複雑で…
”脳とグリア細胞 --見えてきた!脳機能のカギを握る細胞たち--”を読了しました。 グリア細胞は、脳の中に神経細胞の10倍の個数存在してると言われているのですが、神経細胞とは異なった形で脳機能の発現に関与していることが分かってきました。 今回紹介…
レイ・カーツワイルの「シンギュラリティは近い」を読了しました。 シンギュラリティとは人工知能が人間の知性を超える到達点のことですが、そのような未来は本当に訪れるのでしょうか。また、訪れるとすればどのような未来が我々を待っているのでしょうか。…
「サピエンス全史」を2回通読しました。個人的に2016年一番の名著だったので、興味深かった内容を一部引用し、コメントしてみます。 ハンムラビもアメリカの建国の父たちも、現実は平等あるいはヒエラルキーのような、普遍的で永遠の正義の原理に支配されて…