個人的には、エンジニアにとっても教養は重要と考えています。
様々な良書を読み思索を重ねることで、物事を多角的に俯瞰することが可能になり、深くて持続性の高いモチベーションがもたらされます。
また、技術のみでは解決できない多くの領域に渡る複雑でシンプルな解がない問題に対処するためには、幅広くて本質的な知識が必要になることも多いかと思います。
様々な教養の中でも、個人的にお勧めなのは歴史です。
歴史とは様々なパターンの繰り返しであり、歴史を学ぶことは、すなわちパターンを学ぶことです。そしてパターンの認識は知性の本質の一つです。
即ち、歴史を学ぶことは、様々なパターンを身につけることで学び手の知性を向上させることなのです。年号や出来事の名前を暗記することは、決して歴史を学ぶことの本質的な価値ではありません。
エンジニアにとって、様々なパターンを身につけていることは問題解決能力に直結します。専門領域を飛び出し幅広くパターンを学習するという意味で、歴史の学習は生涯において知的能力の底上げをもたらすでしょう。
そう言う意味で、今回は、特にエンジニアにお勧めの歴史本を5冊紹介していきたいと思います。
- 世界システム論講義
- コミュニケーションのデザイン史
- 病の「皇帝」がんに挑む 人類4000年の苦闘
- サピエンス全史
- シンギュラリティは近い
- 最後に