SAI-Lab Blog

「ヒトとAIの共生」がミッションの企業、SAI-Lab株式会社のブログです。

知性の進化の歴史 -後半-

前回の続きです。

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限定されたリソースで、いかにして汎用性の高い知性を実現するか、人工知能は動物の神経細胞ネットワークの進化の歴史に学ぶことが多いように思えます

そういった意味で、以下の順に神経細胞ネットワークの進化の歴史を考察していきたいと思います。

  1. 原生動物(アメーバ、ゾウリムシなど)
  2. 海綿動物(カイメンなど)
  3. 刺胞動物(クラゲ、サンゴ、など)
  4. 棘皮動物(ウニ、ヒトデなど)
  5. 原索動物(ホヤ、ナメクジウオなど)
  6. 脊椎動物(魚、鳥、哺乳類、ヒトなど)

本記事では、前回に引き続きこの順番に知性の進化の歴史を追っていきます。

 

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プログラミング講義: 1/28

毎週土曜日はTekuruプログラミングスクールで講師業です。

今回は、Swiftを用いたiOSアプリ開発講座です。

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今回はひらがなを勉強するアプリの第一回です。女性お二人の参加でした。

こちらにも書きましたが、最初に開発するアプリとして、子供向けアプリはおすすめです。

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コードの方は僕と一緒にハンズオンで入力するものの、デザインの方はお任せしておりますのでこれからどんなアプリができるか楽しみです。

知性の進化の歴史 -前半-

最近、スマートフォンアプリへのAIの導入方法を検討しています。

限定されたリソースで、いかにして汎用性の高い知性を実現するか、それは動物の神経細胞ネットワークの進化の歴史に学ぶことが多いように思えました。

そういった意味で、今回は神経細胞ネットワークの進化の歴史を考察していきたいと思います。

全ての生物、全ての動物は共通の祖先を持ちますが、ヒトにつながる進化の系統で、早い段階で枝分かれした順に並べると以下のようになります。

  1. 原生動物(アメーバ、ゾウリムシなど)
  2. 海綿動物(カイメンなど)
  3. 刺胞動物(クラゲ、サンゴ、など)
  4. 棘皮動物(ウニ、ヒトデなど)
  5. 原索動物(ホヤ、ナメクジウオなど)
  6. 脊椎動物(魚、鳥、哺乳類、ヒトなど)

本記事では、この順番に知性の進化の歴史を追っていきます。

これ以外にも軟体動物や節足動物などの系統があります。それらの系統の神経ネットワークに関しては、以下の記事で少々触れています。

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楽しくプログラミングを続けるために -プログラミング初心者が陥りがちな罠-

一時期は専業のプログラミング講師をしていましたが、現在は毎週末のみiOSのプログラミングを教えています。これまでに、トータルで500人以上は教えてきたかと思います。

様々な方にプログラミングを教えている中で、プログラミング初心者の方が陥りがちなパターンがいくつか見えてきたいので、この場で共有したいと思います。

下手に罠にはまってしまうと、プログラミング自体が苦痛となりトラウマになりかねないので、プログラミングを学習するにあたってそのパターンを予め知っておき予防することが大事に思えます。

以下に、ご参考までにですがそのようなパターンを5つほど挙げてみます。

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読書録: シンギュラリティは近い

レイ・カーツワイルの「シンギュラリティは近い」を読了しました。

シンギュラリティとは人工知能が人間の知性を超える到達点のことですが、そのような未来は本当に訪れるのでしょうか。また、訪れるとすればどのような未来が我々を待っているのでしょうか。

以下、本からの引用と共に個人的な見解を述べたいと思います。

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